まんとみだより No.9

豊かな自然に抱かれて(東浪見の家)~冬も楽しい!

1月17日、キミドリ(年長)さんが貸切バスに乗り込み「東浪見の家」に出かけました。1時間半後に到着すると、グループごとに作業に向かいます。何度も経験しているので、どんな道具が必要か、その道具はどこにあるのか、自分達でどんどん動いていく姿は見事です。各グループが広い農園内のそれぞれの場所に散っていき、野菜畑では白菜、ブロッコリー、カリフラワーの出来具合を見ながら収穫し、果樹畑では甘夏、レモン、デコポンの木を囲んで実を採っていき、あっと言う間に収穫かごがいっぱいになりました。仕事を終えた腹ペコの子どもたちと白菜スープを作って、お弁当と一緒にいただきました。


食後は坂滑りや探検、ままごと、鬼ごっこ、水仙の花摘みなど、広々とした自然の中で思う存分遊びます。
収穫したものはバスに積み込み、幼稚園の年中・年少さん達やお留守番の人達に持ち帰りました。

 

翌日は、園庭にカマドを出して、キミドリさんたちが白菜スープをつくってお店を開き、長い行列ができました。鶏がらスープと白菜・・・採れたてならではの白菜の甘みが美味しいスープ!寒い冬だからこその楽しみを皆で味わいました。

 


レイチェル・カーソンは、「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要でない」として、「子どもたちが出会う事実のひとつひとつが、やがて知識や知性を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒や豊かな感受性はこの種子をはぐくむ肥沃な土壌です。」※と言い、幼い子ども時代は、この土壌を耕すときだと述べました。
まんとみの子どもたちは、まさに東浪見の自然の恵みを、余す事なく、全身体を使って感じ、自らの土壌を耕していると言えるでしょう。

※レイチェルカーソン著 上遠恵子訳『センス・オブ・ワンダー』新潮社p24


2024年01月24日