まんとみだより No.11

いらっしゃい!いらっしゃい! −お店は大繁盛−

2月8日は良いお天気になり、キミドリさん達が、園庭にかまどを用意して、お釜でご飯を炊きました。お米を計って、研いで、お釜に入れて水も入れて浸します。かまどにお釜をのせて、燃やしやすい紙に火をつけ、火が消えないように紙や小枝をくべながら、太い薪を入れて強火にします。しばらくするとお米が炊けるいい匂いが園庭中に広がりました。火を落として余熱で蒸らしていると、アオさん、オレンジさん、キイロさんたちは何ができるのだろうと興味津々で集まってきました。

 

そこにテーブルを運びながら、エプロン、三角巾、マスクを身につけたキミドリさんたちが登場。炊き立てでフワッフワの、いい匂いのするご飯を、おにぎり器の中に入れて左右に振っていくと、あっという間に俵型のおにぎりの完成です。「いらっしゃい!いらっしゃい!おいしいおにぎりですよー」「おにぎりを食べたい人はよく手を洗ってから並んでくださーい!」「いらっしゃい!いらっしゃい!」の声で、一目散に水道へ走る子ども達。みんなよーく手を洗って行列に並びました。「おにぎりをもらった人は座って食べてくださーい!」 みんなは言われた通りに、テラスなどに座っておにぎりを頬張りました。「おいしーい!」「おかわりは有りですかー?」と口々にリクエスト。おにぎり屋さんは大繁盛!おかわりをした人もたくさんいました。

 

 後日、キミドリさんのお店に憧れたキイロさんたちも、園庭で栽培しているカリフラワーやブロッコリーを茹でてお店を開きました。採れたて、茹でたてのカリフラワー、ブロッコリーは野菜本来の旨味が感じられて甘い味がしました。亀戸大根を薄切りにして塩を振って亀戸大根のお店も出しました。亀戸大根は地域の伝統野菜で、キイロさんがお家からもってきた種を蒔いて育てた大根です。辛みの強い大根とのことでしたが、新鮮でみずみずしい味わいで子ども達にも人気でした。 食べるものは買うのが当たり前ですが、まんとみでは子ども達と一緒に園庭や東浪見の畠で種から野菜を育てて、収穫して、調理して・・・そのプロセスも丸ごと美味しく味わっています。

 

カリフラワー



ブロッコリー

 

亀戸大根

2024年02月22日