まんとみだより vol.31

今日何して遊ぶかは自分で決める! 〜自己決定する力を育む〜

まんとみの生活では午前中「今日は何をして遊ぼうか?」を子ども自身が決めます。そして、自分で決めた遊びに夢中になり、とことんやりきる——そんな時間を日々つみ重ねています。

人は、やがて自立して生きていく存在です。大人に何かをしてもらうのを待つのではなく、自分の意思で「今日、何をするか」を選ぶことは、これからの人生において極めて大切な態度です。

3歳のオレンジさん、4歳のキイロさん、5歳のキミドリさん——どの子も、自分の目でよーく見て、よーく考え、納得したら全力で取り組む姿が、園のあちこちで見られます。

遊びの内容は本当にさまざまです。
穴を掘って水をためて実験する子。
スズランテープで空飛ぶモノレールをつくる子。
丹念に泥団子をつくる子。
水たまりにダイナミックにジャンプする子。

どれも「やらされている」のではなく、「自分でやりたいからやっている」こと。そして、その内側から湧き出す好奇心こそが、遊び=学びの原動力となっているのです。

まんとみの子どもたちは、まんとみのいたる場所を自分の居場所にして、「自分で決めて行動する」という、人生を歩むうえでかけがえのない態度を、自然に身につけています。

そして今日もまた、昨日の自分よりちょっとだけ大きくなっていくのです。

私たち大人はみんな願っています。この園を巣立った子どもたちが、やがて自由な翼で大空を羽ばたき、自分らしい人生を力強く謳歌していくことを。

※イキイキした子どもたちの姿は、インスタグラムでもたくさん紹介していますので是非ご覧ください。