まんとみだより vol.32

楽しさがとまらない とらみワンダーランド

まんとみ幼稚園は千葉県一宮町の東浪見に「とらみまんとみの家」という自然豊かな付属施設を持っています。

年長になると、何度も東浪見へ出かけていき、畑の仕事や収穫作業をします。もちろん虫取りをしたり、坂滑りをしたりとさまざまな遊びなどを通して豊かな自然を満喫しています。

1学期の終わりには、年長(キミドリ)さんたちは電車に乗って東浪見キャンプに出かけました。

「とらみまんとみの家」に着くと涼しい部屋にリュックを置いてキャンプの始まりです。

 

部屋の壁には楽しいリトグラフが飾られ、動物や文字をくり抜いた手作り本箱には自然や物語の絵本が並んでいて、温かい雰囲気が子ども達を迎え入れてくれます。

水分補給をしっかりとしながら、それぞれのグループに分かれてトマトやナス、ピーマン、スモモなどの収穫、水洗いをして野菜を切り、米を計ってとぐなど、手分けして夕飯の準備をしました。

涼しい部屋でお弁当を食べたら、思い切り遊びます。水着になってプールで水遊び、スイカ割り、トマトすくいゲーム、坂滑り、虫とりなどなど、自然に囲まれ遊びました。

  

プールで遊んだ後の水は野菜にあげます。

幼児期は生涯にわたる人格形成の基礎をつくる時期だと言われ、人生における根っこの部分をつくる時だと言えます。この時期に思う存分遊び、遊びきることはとても重要なことだと思います。また、このような自然を、五感を通して感じることはかけがえのない宝物となることと思います。

 環境学者のレイチェル・カーソンは著書の『センス・オブ・ワンダー』の中で「知ることは感じることの半分も重要ではない。」と感じることの重要性を述べています。さらに「自然にふれるという終わりのないよろこびは、決して科学者だけのものではありません。大地と海と空、そしてそこに住む驚きに満ちた生命の輝きのもとに身をおくすべての人が手に入れられるものなのです。」とも述べています。キャンプに参加した年長(キミドリ)さんたちはこの自然に触れる喜びを全身で体験したといえるでしょう。