まんとみだより No.7

毎日、かに出会っている。

園庭の真ん中で、何があったのか「わたしはかなしいー!」と訴えるように、年少のA子ちゃんが大きな声で泣きだしました。泣いていることに気づいても、まんとみの大人はすぐに駆けつけず、危険がなければ少し様子を見守ります。すると、A子ちゃんが泣いているのに気づいた友達が来て、顔を覗き込みました。左の手をA子ちゃんの頭に優しく添えて、何やら声をかけていました。年少さんなりに慰めたり訳を聞いたりしていたのでしょう。A子ちゃんが泣き止んで、2人は手を繋いで、他の友達が遊んでいる所に向かい、元気に遊び始めました。大人達が原因を聞きだすことも解決を手助けすることもなかったのですが、A子ちゃんは思い切り自分の感情を表出して、誰かがそれを受けとってくれて、立ち上がることができたのだと思います。
 時は6月中旬、年少さんはまだ入園から2ヶ月少しの時のことです。3歳児というと、もっと幼いイメージでしたが、自分の心のままを大きな声で表現ができるA子ちゃんにも、友達のことに気づいて心動かし力になろうとしたB子ちゃんにも、驚きました。

 

 

厳しい気候の夏休みを過ごした子ども達と大人達が、まんとみ生活を共に再開します。
毎日、様々な事や人や物や自分に出会い、喜・怒・哀・楽…すべてを自分の栄養にしながら成長していきたいと思います。

 

2023年09月05日