まんとみだより No.15

「おいしー!!」 −お味噌汁に舌鼓−

4月から『おにぎり弁当の日』を始めました。月に2回、お家からおにぎりとお椀を持ってきて、幼稚園で料理したお味噌汁や副菜を一緒にいただくお昼ご飯の日です。
4月11日、初回のメニューは「新じゃがと新玉ねぎのお味噌汁」。東浪見の畑で収穫してきたブロッコリーの塩ゆでもつきました。


11時過ぎると春のそよ風に乗って何やら良い匂いがしてきました。その匂いに気づいて何人かの子どもたちが台所までやってきました。そして、大鍋でお味噌汁を作っていることがわかると嬉しそうに遊びに戻っていきました。
間もなくお昼の時間になり、各部屋にお鍋が運ばれてきました。茹でブロッコリーのお皿もあります。それぞれの席でお弁当の準備をすると、自分のお椀を持ってお鍋の前に並びます。

 

お味噌汁をよそってもらった子どもたちは、そーっと、そーっと、慎重に、大事に、こぼさないように、お椀を持って自分の席まで運びました。そして、みんな、お椀の中を興味津々で覗き込み、「いただきます」のあいさつと同時に、ニコニコしながらお味噌汁を味わっていました。「お味はどうですか?」と聞かれると、子どもたちは、口々に「おいしいでーす」「甘くておいしー」「うまい!」親指を立てて「グー!」‥等さまざまな表現で美味しさを伝えてくれました。


 子どもたちの身近なところで育てて収穫した野菜を、一緒に頂くことの幸せや贅沢な時間も味わいました。「同じ釜の飯」ならぬ「同じ鍋の味噌汁」が、身体にも心にも栄養となってくれると嬉しいです。次回はどんなお料理ができるでしょうか。園庭でも東浪見でもスナップエンドウの花が咲いているので、採れたての甘さを味わえるといいですね。

2024年04月26日